2014年11月20日
まるで旅をしている感じ|第13回さぬき市写真サークル作品展
さぬき市で開催している『第13回さぬき市写真サークル作品展』におじゃましてきました。

サークルは12年前に結成しました。案内では旧寒川町時代からと記しましたが、ちょうど会場である21世紀館さんがわのある寒川町を始め、長尾町、大川町の南部と志度町と津田町の南部の旧大川郡5町が合併してさぬき市が発足した前後に結成したというのが正確であろう。寒川町在住の植村 好治さんを講師に迎え、地元はもちろん、周辺の市町からも入会しています。
植村さんといえば、鉄道に乗るのが好きな筆者にとっては、「ことでんの運転士さん、駅長さん」という印象が一番。当時はまだ知遇を得ていなかったが、御用で利用する度に、よくお目にかかっていたものです。
その先生との出会いは20年前に旧瓦町駅舎が解体されるに当たり、旧琴電が写真コンテストを実施したことに遡ります。筆者は応募しませんでしたが、結果発表とともに高松市役所ロビーで応募した作品が展示され、担当者に「思い出として持っておきたい」旨を伝え、お気に入りのを3点、実費で焼いていただいた中の一つが植村さんの作品であることを、10年前、ここで開催したサークルの作品展で初見を果たした際にお持ちして分かったこと。これを機会に、会社勤務時から写真の虜になり、企業や公共団体、自治体の広報誌において表紙を飾る程の腕前を知ったわけです。
そんな実力者から指導を受け、また一緒に撮影活動をされる幸運。メンバーの皆さまの作品はどれも自分のようなセンスではできないものばかりです。
中でも、志度の松本 省五さんの高松まつりの花火は屋島山上から撮影したもの。今年はちょうど日本丸が寄港していましたが、高松港とのハーモニーで色合いや構図はバランス感覚がありました。高松市が主催したフォトコンテストでも入賞したことは頷けます。
また、信州の志賀高原で本川 至さんが撮影した霧の入った幻想的なシーン、香西スミ子さんが撮影した観音寺市豊浜町にある一の宮海岸で撮影した夕焼けの海をバックにした人間のシルエットも表現力では優れていました。また、徳島県の四国霊場六十六番の雲辺寺の坂道にある羅漢群を霧の中で撮影した青井 玉水さんの作品には香川の霊場なのに徳島にあることに驚いた観覧者がいらっしゃったり、米寿を過ぎた寺島 貞夫さんは旅行で訪れたスイスのマッターホルンとアラスカのオーロラ等と県内外、さらに海外で撮影したものがあって、旅をしている感じでした。
そして何と言っても先生は賛助で春夏秋冬の風景4点を入口すぐのガラスケースに展示されていました。やはり圧巻です。
他にスピード感のある作品もあり、個性もにじむものとなっていて、半切をメインに大きいサイズで全67点。植村さんと21名のメンバーが一年間、研鑽を積んで実践した成果が並んでいます。
「(ネットで)流してくれないか?」
多くの方々にお越しいただきたくべく、先生立っての懇願で諸般ご許可をいただきリポートをさせていただきました。
会期は11月23日までの9時から17時までです。(最終日は16時まで) 多忙とは存じますが、ぜひともご笑覧いただきたい。
なお、例会は月に一度、第二金曜日の19時より、さぬき市役所寒川支所の第三会議室で開催しています。老若男女、世代不問。公募展で賞暦が多々ある、おなじみの兵がいれば、全くの初心者という方も少なくない。キャリアに関係なく、研鑽を積んでいます。
カメラ撮影をしてみたい等、関心をお持ちの皆さまは気軽に顔を出してみてはいかがでしょう。
出品者(五十音順、敬称略)
青井 玉水、石原 芳雄、伊藤 大輔、大江 長夫、河原 健二、
木村 真司、香西スミ子、白川 美成、末竹 和仁、住田正二三、
多田 毅、寺島 貞夫、豊永 欣二、那須 健二、西森 米子、
本川 至、松尾 義和、松村 艶子、松本 省五、村畑 富士、
森田 増雄
植村 好治
今回の作品展のご案内は下記の記事です。クリックしてご覧下さいませ。

サークルは12年前に結成しました。案内では旧寒川町時代からと記しましたが、ちょうど会場である21世紀館さんがわのある寒川町を始め、長尾町、大川町の南部と志度町と津田町の南部の旧大川郡5町が合併してさぬき市が発足した前後に結成したというのが正確であろう。寒川町在住の植村 好治さんを講師に迎え、地元はもちろん、周辺の市町からも入会しています。
植村さんといえば、鉄道に乗るのが好きな筆者にとっては、「ことでんの運転士さん、駅長さん」という印象が一番。当時はまだ知遇を得ていなかったが、御用で利用する度に、よくお目にかかっていたものです。
その先生との出会いは20年前に旧瓦町駅舎が解体されるに当たり、旧琴電が写真コンテストを実施したことに遡ります。筆者は応募しませんでしたが、結果発表とともに高松市役所ロビーで応募した作品が展示され、担当者に「思い出として持っておきたい」旨を伝え、お気に入りのを3点、実費で焼いていただいた中の一つが植村さんの作品であることを、10年前、ここで開催したサークルの作品展で初見を果たした際にお持ちして分かったこと。これを機会に、会社勤務時から写真の虜になり、企業や公共団体、自治体の広報誌において表紙を飾る程の腕前を知ったわけです。
そんな実力者から指導を受け、また一緒に撮影活動をされる幸運。メンバーの皆さまの作品はどれも自分のようなセンスではできないものばかりです。
中でも、志度の松本 省五さんの高松まつりの花火は屋島山上から撮影したもの。今年はちょうど日本丸が寄港していましたが、高松港とのハーモニーで色合いや構図はバランス感覚がありました。高松市が主催したフォトコンテストでも入賞したことは頷けます。
また、信州の志賀高原で本川 至さんが撮影した霧の入った幻想的なシーン、香西スミ子さんが撮影した観音寺市豊浜町にある一の宮海岸で撮影した夕焼けの海をバックにした人間のシルエットも表現力では優れていました。また、徳島県の四国霊場六十六番の雲辺寺の坂道にある羅漢群を霧の中で撮影した青井 玉水さんの作品には香川の霊場なのに徳島にあることに驚いた観覧者がいらっしゃったり、米寿を過ぎた寺島 貞夫さんは旅行で訪れたスイスのマッターホルンとアラスカのオーロラ等と県内外、さらに海外で撮影したものがあって、旅をしている感じでした。
そして何と言っても先生は賛助で春夏秋冬の風景4点を入口すぐのガラスケースに展示されていました。やはり圧巻です。
他にスピード感のある作品もあり、個性もにじむものとなっていて、半切をメインに大きいサイズで全67点。植村さんと21名のメンバーが一年間、研鑽を積んで実践した成果が並んでいます。
「(ネットで)流してくれないか?」
多くの方々にお越しいただきたくべく、先生立っての懇願で諸般ご許可をいただきリポートをさせていただきました。
会期は11月23日までの9時から17時までです。(最終日は16時まで) 多忙とは存じますが、ぜひともご笑覧いただきたい。
なお、例会は月に一度、第二金曜日の19時より、さぬき市役所寒川支所の第三会議室で開催しています。老若男女、世代不問。公募展で賞暦が多々ある、おなじみの兵がいれば、全くの初心者という方も少なくない。キャリアに関係なく、研鑽を積んでいます。
カメラ撮影をしてみたい等、関心をお持ちの皆さまは気軽に顔を出してみてはいかがでしょう。
(隆)
出品者(五十音順、敬称略)
青井 玉水、石原 芳雄、伊藤 大輔、大江 長夫、河原 健二、
木村 真司、香西スミ子、白川 美成、末竹 和仁、住田正二三、
多田 毅、寺島 貞夫、豊永 欣二、那須 健二、西森 米子、
本川 至、松尾 義和、松村 艶子、松本 省五、村畑 富士、
森田 増雄
植村 好治
今回の作品展のご案内は下記の記事です。クリックしてご覧下さいませ。
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