2017年01月26日
書の奥深さとスケールの大きさに感動
作品展は隔年毎に開催しています。22回目を迎える今回は小森先生の米寿を記念して『墨魂(ばっこん)の躍動 臨書から前衛』をテーマに、古典書から選んだ言葉を書作にした臨書、自由な発想で揮毫した前衛、それに漢字等、先生とお弟子さんの作品がおよそ110点展示されています。

このうち、高松市の塩田 桜華(本名;直子)さんは中国の詩人、李白が詠んだ『春夜宴桃李園序』を細長い半紙に揮毫、春の詩ということもあり、季節に相応しい淡い桃色の軸装に仕上げています。
天井に届こうとかという大きい作品で、漢字の一字一字も力強さを感じさせてくれます。

同じく高松市の野村 圭風(本名;繁)さんの臨書『寿山福海』(じゅざんふくかい)を出品。寿山福海は山のように高く、福が海の様に深いという意味で、殺伐とした現代に、今年こそはいいことが多くあるように祈っての揮毫が伺えます。
また、作品とは別に先生のコレクションから『龍門小造像題記』等の拓本を特別に展示しています。

この龍門小造像題記は5世紀末に中国の龍門石窟に刻まれた書体で、先生が研究を重ねに重ねて150枚にわたって揮毫されたもの。中国何千年の歴史に相応しい価値のある字体です。
会場には書体の奥深さとスケールの大きさ。それぞれに驚きの作品群が並びました。
展示は1月29日(日)までで、最終日の10時より小森先生による作品解説を開催いたします。
会期は下記の関連サイトをご覧下さいませ。
このうち、高松市の塩田 桜華(本名;直子)さんは中国の詩人、李白が詠んだ『春夜宴桃李園序』を細長い半紙に揮毫、春の詩ということもあり、季節に相応しい淡い桃色の軸装に仕上げています。
天井に届こうとかという大きい作品で、漢字の一字一字も力強さを感じさせてくれます。
同じく高松市の野村 圭風(本名;繁)さんの臨書『寿山福海』(じゅざんふくかい)を出品。寿山福海は山のように高く、福が海の様に深いという意味で、殺伐とした現代に、今年こそはいいことが多くあるように祈っての揮毫が伺えます。
また、作品とは別に先生のコレクションから『龍門小造像題記』等の拓本を特別に展示しています。
この龍門小造像題記は5世紀末に中国の龍門石窟に刻まれた書体で、先生が研究を重ねに重ねて150枚にわたって揮毫されたもの。中国何千年の歴史に相応しい価値のある字体です。
会場には書体の奥深さとスケールの大きさ。それぞれに驚きの作品群が並びました。
展示は1月29日(日)までで、最終日の10時より小森先生による作品解説を開催いたします。
会期は下記の関連サイトをご覧下さいませ。
(隆)
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