2016年05月17日

古きよき時代にタイムスリップしたひととき

 5月14日の夜、高松市のおやじバンド、フォークソンググラフィティのコンサートが高松市のギャラリー喫茶を会場に開催されました。

平成28年5月14日|フォークソンググラフィティ・心の旅コンサート(アート・プラザ)

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 21:15 2016/05/16

 フォークソンググラフィティは1992年、高松市立栗林小学校の当時のPTA役員と教職員、いずれもフォークソングを聴き親しんだ世代の面々が懇親会の余興で演奏を披露したことをきっかけに、リーダーで高松市の会社役員、吉田 道夫さんを中心にバンドを結成。その後、仕事の関係で離れたメンバーのてこ入れを図りながら県内各地でコンサートを開いたり、時には企業の創業記念式典や結婚式、はたまた還暦祝いの場にまで演奏をしていらっしゃるそうです。
 さて、コンサートは昨年から『心の旅コンサート』と銘打ち、このギャラリー喫茶では2回目(通算3回目)のことです。
 前回が昨年10月末でしたが、これもいろいろとありましてね。実は当初、7月に予定していたのですが、台風接近で中止して延期していたのですが、この10月の演奏日が近くのことでん瓦町駅ビルに商業施設のオープンと重なってしまうことと。これは演奏とは無関係なのですが、主催者側としてはどれだけお越しになるか。やはり人の流れを気にしていらしたと察しますが、大盛況のうちに終わりました。そして今回は心中、どきどきすることなくでしたが、やはりありました。
 今年で結成から数え四半世紀。その緊張からでしょうか。始まると、途中で誰かがミスして、演奏のやり直しが少々あり、そのたびに笑いを誘っていました。まぁ、それはお愛嬌として、70年代の懐かしいフォークソングを披露しました。
 どれも筆者が生まれている、かつ物覚えのつかない時代のばかりでしたが、ずっと聴いていたら「加茂の流れに」以外は「22歳の別れ」や「なごり雪」、「冬の稲妻」、「青春の影」、それにコンサートのテーマである「心の旅」は物覚えのついてしまった時に流行した曲であるし、なんと20歳前に流行った「愛はかげろう」(雅夢)まで演奏したのには70年代と標榜しながらも、80年代もじわじわ織り交ぜてきていて、レパートリーが広がっていると感じ入りました。
 上述、今回は結成の節目ということで、高松市出身のan☆anさんという方をゲストにお迎えして、前半と後半に入る前の前座で曲を披露していただきました。

平成28年5月14日|フォークソンググラフィティ・心の旅コンサート(アート・プラザ)

 an☆anさんは幼い頃から合唱を始めたことをきっかけに声楽に力を入れ、吉田さんの紹介曰くとして、高松市国際交流協会から派遣されて中国でコンサートをしたり、日本でいう紅白歌合戦にも出場した実績があります。11年前にはCDも出していらっしゃいます。
 前半ではその中国版紅白で歌ったという、美空ひばりの「真っ赤な太陽」を、後半では自分の持ち歌でCD収録している「泣いた数だけ 笑った数だけ」「瀬戸の夕凪」をそれぞれ披露していただきました。
 特に後半は片や自分の想いを、片や生まれ育った香川をPRしている。上京後、歌だけでは食べられないと、女優やモデル経験もあるだけに、泣いた数だけには水戸黄門の歌いだしである「人生楽ありゃ苦もある」とは誰もが最低一度は経験しているのだな。まさに共感を覚える歌でした。また瀬戸の夕凪もふだん見る夕方の風景を客観的に捉え、気がつかなかったシーンを詩に仕上げた。夕方の風景を別の目で見ようと思ったほどでした。
 スタートが20時前で少し遅めでしたが、飲食しながら大いに楽しんでいつの間にか終わってしまいました。
 今回は大型連休前に急遽決まったこともあり、
 「招待しても先約で無理と言われる始末だった。」
 とは、会場のアート・プラザの佐々木社長曰くでした。前回と比較して、お越しになっていない方がちらほらありましたが、カラオケの常連さんがいらしたり、メンバーとSNSで繋がっている方もいらしたりで、それでも20名近くもの方に聴いていただいたこと。これには佐々木社長に成り代わり、感謝申し上げる次第です。
 吉田さんは、
 「年2回ペースでアート・プラザでしたい。」
 と最後に仰っていました。今後のコンサートを楽しみにして帰宅しました。
 フォークソンググラフィティは各地でコンサートを催しています。吉田さんによると、ご要望にお応えした上で日程を調整しておじゃまするとのことですので、バンドの方もどうかよろしくお願いいたします。
(隆)


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Posted by Jirou.H/マーマ  at 00:30 │Comments(0)展示リポート

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