2013年06月27日

琉球独特の吹きガラスの数々

 ギャラリーを訪れると、一番に目につく琉球ガラスです。
 手作りの透き通る色合いは暑さを忘れさせてくれそうです。

平成25年7月|稲嶺盛吉・盛一郎二人展

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 沖縄県中頭郡読谷村在住の琉球ガラス作家、稲嶺盛吉さんとご子息の二人展が開催されます。
 お父様の盛吉さんは14歳で琉球ガラスの製造所に就職。以来、琉球ガラス製造に従事し、1988(昭和63)年に当時、勤めていた琉球ガラス村を退職して、工房を設立し、今日に至ります。
 また、ご子息の盛一郎さんも盛吉さんと同じ道を歩み、愛弟子として修業。沖縄県では最大の美術展覧会、沖展でも輝かしい奨励賞を三度受賞していて、独立も果たしています。
 琉球ガラスは吹きガラス工芸で、“宙吹き法”あるいは“型吹き法”と呼ばれる手作りガラス。沖縄での吹きガラス製造は、明治時代に長崎や大阪からやってきたガラス職人によって伝えられ、薬瓶やランプのほや等の生活用品が作られたのが始まりとされています。

稲嶺盛吉泡グラス稲嶺盛吉泡グラス稲嶺盛吉泡グラス

 戦後、駐留米軍が使用したコーラやビールの色つきガラス瓶を再生して、彼ら向けにガラスを作っていた歴史を背景に、本来ならば不良品扱いとなっていた“気泡”や“厚み”も、アメリカナイズされた「一風変わった素朴なデザイン」として活かされ、そこから沖縄独自のガラス文化が誕生したといいます。
 1998年に沖縄県の伝統工芸品に指定されましたが、現代の名工に選ばれている盛吉さん等がここまで育て上げた。長年の尽力なしには語れません。
 今まで見たことのない素敵なガラスです。今年の夏はそんなガラスでお酒を酌み交わしませんか。
(隆)

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 平成25年7月4日(木)~平成25年7月15日(月・祝
 10:00~18:00|定休日:火曜日
 ファイブ・ペニイズ(インテリア館TADA)|@木田郡三木町井戸
 場所及び連絡先は下記、地図を参照。
 【関連サイト】すたっふブログ【HAMトリオのブログ】




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Posted by Jirou.H/マーマ  at 19:39 │Comments(0)工芸

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