2019年07月19日

一つの歴史を結節点に塩江の未来を考察

 栄華の時代、風景と記憶で再現します。 

令和元年8月、9月|塩江温泉鉄道‐風景と記憶‐(高松市塩江美術館)

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 18:25 2019/07/18


 戦前の12年間、高松市から旧塩江町まで鉄道が走った時代をリフレインしつつ、資料や写真、それに模型等を紹介する“塩江温泉鉄道‐風景と記憶‐”と銘打った展示が開催されます。
 塩江温泉鉄道は1929(昭和4)年に開業、戦争等の影響で廃線となる1941(昭和16)年までの12年間、ことでん仏生山駅と讃岐の奥座敷と呼ばれている塩江町をガソリンカーでおよそ50分で結び、塩江町を訪れるための交通手段として観光、生活の足でありました。仏生山から高松市香川町にかけての線路跡地は“ガソリン道”の名称で道路として利用される等、現在も至る所に廃線跡が残り、ツーリングやサイクリングスポットとして県内外から観光で訪れる人々が多くなっています。
 ガソリンカーの走った歴史を一つの結節点に捉え、塩江の未来を考えていこうと、昨年4月、塩江町地域おこし協力隊、地元住民、香川大学、香川高等専門学校、塩江町歴史資料館、それに高松市塩江町美術館等による参画で立ち上げられたガソリンカー復元実行委員会が主催、共催、それに協力とそれぞれのスタンスで、かつ瀬戸内国際芸術祭連携事業として開催にこぎつけました。
 会場には鉄道博物館が所蔵する設計図や三面図、ガソリンカーの写真、現在も残る遺構の数々等の資料や新旧の沿線の風景写真の他、香川大学と香川高等専門学校が共同で制作した復元模型等を展示いたします。
 鉄道のあった時代、塩江は温泉で栄え、旅館内の演芸場で少女歌劇が催され“讃岐の宝塚”と称されていたこともあると人生の大先輩から聞かされたことがあります。鉄道が今も残っていたら、宝塚のように開けていたに違いありません。
 昭和の記憶がよみがえると同時に、地域活性化を考えつつ観覧していただければと思います。
 なお会期中、世代不問で誰でも楽しめるイベントやワークショップを用意しました。
 どうか多くの方々のご高覧を賜りますよう。
(隆)

関連イベント
写真コラージュワークショップ~走れ、ガソリンカー~
7月28日() 10:00~12:00

立体ガソリンカーぬり絵にチャレンジ!~君色のガソリンカー~(ワークショップ)
8月12日() 10:00~12:00

以上のワークショップは申し込み制で、条件があります。
小学生以上~大人(定員先着16名)
会場は陶芸館です。
参加費|¥500
7月13日()9:00より電話にて受付いたします。

ミニガソリンカーに乗ってみよう!
8月17日()、18日(
10:00~12:00 13:00~15:00
初日は11:00からです。
会場は美術館前の遊歩道です。
来場者が対象(1回に付き8名まで乗車ができます。)
申し込みは不要です。

 【関連サイト】
 ガソリンカー復元プロジェクト
 高松市創造都市推進局
 -----
 令和元年8月10日()~9月23日() 9:00~17:00
 入館は16:30までにお願いいたします。
 休館日|月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
 入館料
 一般 ¥300 大学生 ¥150
 高校生以下及び65歳以上の方、身体障害者手帳等の所持者は無料です。
 入館料は常設展観覧料を含みます。

 団体20名以上
 瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞パスポート所持者
  →それぞれ2割引きとなります。

 会場と位置は地図の通りです。
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。





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Posted by Jirou.H/マーマ  at 02:00 │Comments(0)歴史

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