2017年12月08日

版画家 武田 三郎の世界

 木版画の温かみを後世に伝えたい…。

平成28年2月~3月|武田 三郎 木版画展(多度津町立資料館)

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 13:40 2017/12/06


 仲多度郡多度津町出身の版画家、武田 三郎氏が生涯創作した木版画作品の数々を紹介する作品展が開催されます。
 氏は1915(大正4)年生まれ。実兄が木版画道具を買い与えたことがきっかけで版画の制作を始め、法政大学経済学部在学中の1936(昭和11)年に平塚 運一と畦地梅太郎に師事。卒業後、香川を拠点に本格的に創作活動を始めました。その2年後には日本版画協会展に入選したのを皮切りに、公募展に数多くの作品を出展しました。

 平成29年12月~平成30年1月|版画家 武田 三郎の世界(多度津町立資料館)
 作品展は3年前、多度津町に寄贈した作品が、このほど多度津町指定文化財(第50号)に指定されたことを記念して、「版画家 武田 三郎の世界」と銘打ち、町民は元より県内の方々にも作品に触れていただこうと企画しました。
 1981(昭和56)年に65歳で逝去するまで、多度津町だけでなく、登山家としてもおなじみだった故に四国の山々、それに四国の建物や風景をテーマにした作品が多く、版画集も出版している他、郵便局の風景印のデザインや丸亀市と多度津町の広報誌の表紙も手掛けられました。
 板の特徴を活かした素朴さを感じさせるアウトラインとワイルドな中にも細やかさがある色使い。どこか郷愁を漂わせるような仕上がりには、現代のデジタルですら敵わないアナログ感が垣間見えてきます。
 会期中、武田 三郎氏のお弟子さんに当たり、氏の没後、長年、木版を管理していらっしゃっる方による木版の“摺り”の実演会を設けます。実技とともに作品が出来上がるまでの工程をも紹介してまいります。
 地域に根ざした活動をしたことでも知られる郷土の偉人の業績を忍びつつ、ご高覧賜りますよう。
(隆)

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 平成29年12月16日()~平成30年1月21日() 9:00~17:00
 入館は30分前まで
 入館料|無料
 休館日|月曜日・祝日の翌日
 年末年始休館|平成29年12月28日(金)~平成30年1月4日(木)
 お車でお越しの場合は隣接の町役場の駐車場へ。

 木版画摺り実演会
 平成30年1月7日() 13:00~15:00
 実演披露|尾形 恭介さん(高松市)

 会場と位置は地図の通りです。
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。



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Posted by Jirou.H/マーマ  at 02:00 │Comments(0)版画

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