2013年03月13日

鎮魂を願って|祖父と孫の二人展

 祖父のシベリア抑留体験を基に描いた作品群。
 これを通して、戦争と平和を後世に…。

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 さぬき市在住の川田一一さんと川田さんの孫である画家の千田豊実さんの二人展が開催されています。

  鎮魂を願って|祖父と孫の二人展
 川田さんは戦前、満州の南満州鉄道で勤務。終戦後、4年間のシベリアでの抑留体験を持ちます。元々、絵が好きなこともあり、1995年から体験を基にした作品を描いておられたそうです。
 また、千田さんは中学から絵画に関心して創作を開始。大学卒業後に画家として、ドイツで創作活動した経験を持ちます。
 しかし、川田さんの体調のことで4年前に帰郷。これを機に、一緒に創作活動を始め、展示も過去に2回催しました。
 その川田さんが昨秋、87歳で死去。
 「忘れられるのは嫌。」
 祖父の生前の言葉が後押しとなって、3回目が実現しました。
 その千田さんに、実は新たな生命が誕生したそうです。
 さて、人口分布を見ると、戦争の知らない団塊の世代以降が続々と第二の人生を歩み始めています。さらに少子化。
 筆者はこのことに、太平洋戦争と言われる第二次世界大戦すらレジェンド、死語になってしまうのではないかと危惧しています。
 「悲しい出来事とはいえ、伝えていくことは伝えていく。」
 この時代に、そう感じる二人展ではないでしょうか。
 祖父がなくなり、千田さんも孤軍奮闘になるのではないかとも察します。当時を知る方々が一人でも多く、彼女をバックアップしていただきたいものです。
(隆)

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 平成25年3月5日(火)~平成25年3月17日() 9:00~17:00
 会場は下の地図の通り。
 公式サイト
 月曜休館
 連絡先|℡(0879)43‐0780



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Posted by Jirou.H/マーマ  at 17:15 │Comments(0)絵画

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