2019年06月07日

君不老花如|和田 邦坊 デザインの軌跡

 県内外に残るデザインをずらり一堂に。

和田 邦坊氏デザインプロデュースアイテム(高松市・スエヒロ銀波亭)

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 17:27 2019/06/06


 仲多度郡琴平町出身の漫画家で、小説家としても一世を風靡した和田 邦坊氏が生前、パッケージやうちわ、暖簾等に施したデザインの数々を紹介する展示が善通寺市で開催されます。
 会場である灸まん美術館では昨年3月にリニューアルオープン以来、縁のある邦坊氏にまつわる企画展を開催しています。第三弾となる今回は今年が生誕120周年記念及び瀬戸内国際芸術祭県内連携の各事業として、“君不老如花”(きみおいずはなのごとし)をテーマに銘打ち、邦坊が県内外で残したデザインの数々を前後期に分けて紹介いたします。

和田 邦坊氏デザインプロデュースアイテム(東京都・つづらそば)

 本来は画家でありたいと望んでいたそう。しかし、邦坊が自信があったのはデザインワークです。
 香川県内でもうどん店、料亭、和菓子店等の著名店には現在もデザインが残り、また香川県の観光ポスターも手掛けられました。
 前回の展示以降、灸まん美術館の学芸員である西谷 美紀さんが縁の地を隈なく探し、邦坊が手掛けたデザインのアイテムを見つけました。これらや初公開となる美術館の収蔵品は色褪せずエネルギッシュに輝いています。その様には今回のテーマである言葉とどこか相似してきます。
 「香川のデザインは邦坊のデザイン」と謳われた氏の軌跡を辿っていただきたく思います。
 どうか多くの方々のご高覧賜りますよう。
(隆)

 氏は1899(明治32)年生まれ。1926年(大正15)年に東京日日新聞社(現在の毎日新聞社)に入社し、記者や風刺漫画家として活動。新聞漫画家としては朝日新聞社の岡本 一平と並ぶ絶大な人気を誇ったそうです。
 1938(昭和13)年に退職後は香川へ戻り、画家やデザイナーとして香川県産品のパッケージデザインを主に手掛け、栗林公園内の讃岐民芸館の初代館長にも就きました。
 1992年死去。

 【写真】
 上)高松市・スエヒロ銀波亭所蔵アイテムの数々(森 智子氏撮影)
 下)東京都・つづらそばの法被
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 令和元年6月~令和2年2月|君不老如花~和田 邦坊のデザイン~(灸まん美術館)
 【前期】令和元年6月15日()~9月16日(
 【後期】令和元年10月12日()~令和2年2月2日(
 9:00~17:00
 入館は16:30までに。
 入館料
 一般 ¥500(大学生以下は無料)
 休館日|水曜日
 年末年始休館|令和元年12月31日(火)~令和2年1月2日(木)

 会場と位置は地図の通りです。【和田 邦坊画業館】
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。



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Posted by Jirou.H/マーマ  at 02:00 │Comments(0)展示|アート系

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