2017年10月19日

大倉 朗人さん|世界に一つだけの消しゴム版画

 10年の軌跡、そして未来へと。

平成29年10月、11月|大倉 朗人さん「世界に一つだけの版画展」(高松市美術館)

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 20:38 2017/10/18


 高松市在住の消しゴム版画作家、大倉 朗人さんによる作品展が開催されます。
 大倉さんは書店で手にした一冊の本(消しゴムで和のはんこ[著:我那覇洋子(がなはようこ)]との出会いをきっかけに制作を始められました。10年来、大手企業に勤務の傍ら、休日の余暇を活用して作品制作を続けていらっしゃり、作品は地元企業カレンダーの挿絵として採用されたことがあります。
 作品展は2013年より四国各地で開催していて、今回は「世界に一つだけの版画」と銘打ち、はがき絵サイズから大型サイズまで、これまでに制作した作品をメインに新作を含め120点展示いたします。
 消しゴム版画は予めカットして制作した多数の消しゴム板を組み合わせ、色彩に変化をもたらしながら紙に押して一つの作品に仕上げていく技法です。絵画とは違う味わいが伝わってきます。
 大倉さんは消しゴムで絵を描く。そんな想いから独学で始められたそうです。独自の表現作品とすべく技法を習得するまでには試行錯誤を幾度となく重ねたとか。
 代表作の一つである“JR下灘駅(愛媛県)”は今回、朝(春)、昼(夏)、夕方(秋)、それに夜(冬)の四景を連作で初出展する他、70枚のペーパーコースターを使ったB1サイズと落ち葉の版画を散らした180㎝大のサイズのそれぞれ新作も飾られます。また、この他にも生活に密着した食べ物や動植物、それに四国の風景等々、モチーフはまさにバラエティーで季節感あふれるものばかりです。

平成29年10月、11月|大倉 朗人さん「世界に一つだけの版画展」(高松市美術館) 平成29年10月、11月|大倉 朗人さん「世界に一つだけの版画展」(高松市美術館)

 色彩だけでなく質感にもより高くこだわった作品群。これらを通して10年間の軌跡、そしてこれから新境地へと邁進していく姿をも見ることができそうです。
 なお会期中は毎日、時間は不定ではありますが、大倉さんが在廊いたします。多くの方々のご高覧、ご批評だけでなく、質問もどしどし頂戴出来たら幸いです。
(隆)

大倉 朗人さんプロフィール
1960(昭和35)年、香川県出身。四国電力㈱勤務
2007年 独学で消しゴム版画の制作を始める
2013年~ 四国各地で個展開催(古民家でも経験あり)
2014年 四国電力カレンダーの挿絵に作品提供(2016年まで三年連続)
2015年 第21回日本はがき絵芸術作家展に於いて入賞(今年まで三年連続)

 この他に昨年8月以降、「消しゴム版画」の画像検索でインターネット上に掲載した作品画像のアクセス数が全国1位と2位にランクされています。(9月末現在)

平成28年4月|大倉 朗人さん 消しゴム版画展「山里の四季」(clover cafe[クローバーカフェ]高松店)

 【関連サイト】“大倉 朗人個展ナビ”と検索していただければ。
 写真|昨年の作品展より(平成28年4月、クローバーカフェ高松店)
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 平成29年10月31日(火)~11月5日() 9:30~19:00
 最終日は16:00を目処に搬出いたします。
 会場と位置は地図の通りです。【1階市民ギャラリー】
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。



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Posted by Jirou.H/マーマ  at 16:00 │Comments(0)版画

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