2016年08月31日

狩野 裕子さん|ふるさと再発見“三豊百景”

 「描いてほしいんじゃ。」
 郷里、そして母校の大先輩からの一言をきっかけに描き始めて10年、まさに感動の花が咲きます。

平成28年9月|狩野 裕子さん“三豊百景”(三豊市市民交流センター)

 にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 香川 その他の街情報へにほんブログ村 美術ブログ アートのある暮らしへ
 ブログランキングに参加中です。上のバナーをクリックして下さい。↑
 まずは最後までじっくりと読んでね。宜しくお願いいたします。(一日1回

 14:56 2016/08/31

 神奈川県寒川町在住の洋画家、狩野 裕子さんの作品展が出身地である三豊市豊中町で開催されます。
 狩野先生は香川県立観音寺第一高等学校(以下、観一)から東京の立正短期大学英米語学科卒業後、1991年より画家を志し、独学で制作を開始。この間、デッサンを勉強すべく美術研究所に通い、更には武蔵野美術学園油絵科本科2年修了しました。1995年より個展や企画展、グループ展など多数参加している他、武蔵野展や多摩秀作美術展でも入選経験をお持ちです。
 香川では観音寺市立中央図書館市民ホールでの展示以来、10年ぶりの作品展示と相成りますが、これには伏線があります。
 この時にコラボレーションで賛助出品した母校の大先輩、田中 岑(たかし|旧制三豊中学→日本大学芸術学部、平成26年4月逝去)さんが、
 「“三豊百景”を描いてほしいんじゃ。」
 と、狩野先生に仰ったのです。
 田中先生といえば第一回安井賞展で受賞したのを始め、国内外で活躍した戦後、画壇をリードしてきた“巨匠”とも言える第一人者。水や人物をモチーフに油彩作品を手がける彼女にとって、巨匠からの一言はまさに重たい宿題を課せられた形となりました。
 以来、田園の風景を思い巡らせながら帰省するたびに各地を走り、描いたそうです。
 実は田中先生も生前、大平 正芳元首相から同様に描くことを勧められたとか。
 「ふるさとを描くことは、あなたにとって懐かしいし、思い出になる。ふるさとの人々も喜んでくれるからね。」
 田中先生から言われた言葉の一つ一つを理解して創作、仕上げた作品は東京の画廊を会場に個展で数点紹介してきました。今回、観一同窓会東京支部会員有志で結成した「“三豊百景展”を応援、成功させる会」の主催で、ふるさとのみなさまに見ていただこうと企画しました。三豊市と観音寺をメインに油彩あるいはパステルで描いた作品を68点お見せいたします。
 本格的に学んだのではなく、基礎的なことを知ったまでと謙遜されますが、色合いと表現力からダイナミックに感じるものに仕上げています。
 展示は100点遂行する予定である2020年までを視野に入れています。その暁には大々的なものとなりそうです。
 どうかお気軽にご笑覧賜りますよう。
 日本美術家連盟、一創会各会員。
(隆)

 【関連サイト】
 三豊百景展|by 応援、成功させる会
 写真|第35景「城山(じょうのやま)山頂から(2) 粟島」(油彩45.5×27.3)
 --------------------
 平成28年9月16日(金)~9月30日(金) 9:00~17:00
 初日は13:00
 最終日は15:00を目処に搬出いたします。
 会期中無休
 オープニングパーティのご案内
 16日(金)16:00~18:00
 お気軽にお知り合いやご友人をお誘い合わせの上、お立ち寄り下さいませ。
 連絡先|℡(03)6457‐6077[fax.兼用]

 会場と位置は地図の通りです。【エントランスホール】
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。




同じカテゴリー(絵画)の記事
 高松工芸高等学校デザイン科 グラフィックデザイン作品展2023 (2024-02-20 17:45)
 堀 安二氏|表具師からの第二章 (2023-10-16 23:30)
 三好 鋭郎氏|不自由な足が世界を広げてくれた (2023-09-29 13:30)
 岡部 文男氏|絵を描くことを生きがいに (2023-08-01 16:00)
 高松工芸高等学校デザイン科 グラフィックデザイン作品展2022 (2023-02-21 23:00)
 観音寺市・宗鑑祭にちなむ俳句絵手紙展(令和4年度) (2022-12-06 17:45)

Posted by Jirou.H/マーマ  at 20:15 │Comments(0)絵画

記事に対して誹謗中傷的文言はお断りしております。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
狩野 裕子さん|ふるさと再発見“三豊百景”