2016年10月25日

名門の系譜、作品でたどる

 過去、現在、そして未来へと伝えたい。

平成28年11月|召天20年 辻 照二展~辻家の漆芸作家たち~(讃岐漆芸美術館)

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 11:51 2016/10/23


 香川では伝統工芸の一つである讃岐漆芸では名家である辻家。この辻家で漆芸に携わる作家のみなさまによる作品展が高松市で開催されます。
 展示は“召天20年 辻 照二展”と銘打ちました。今年が辻家の四代目に当たる辻 照二さんの急逝から20年に当たり、親族や関係者が企画しもの。照二さんの功績を偲び、照二さんの作品をメインに、初代辻 北陽斎から現在の後継者である孝史さんまで5名の作品を展示いたします。

平成28年11月|召天20年 辻 照二展~辻家の漆芸作家たち~(讃岐漆芸美術館)

 照二さんは『逆さ蒔絵』という技法を編み出したことで知られます。逆さ蒔絵とは器物の内側へ細やかに蒔絵風に仕上げたもので、これは二代・辻 北陽斎が初めて施した蒔絵をバリエーションしたもの。進化させたものと言える技法です。
 人並みならぬ労力と時間を要するために敬遠されがちで、作家が少ないのが讃岐漆芸の現状です。とはいえ、漆芸ガールズも登場し、新たな感覚で伝えている向きもあります。
 展示では作品展示を通して、名門の歴史を紹介していきます。また会期中、作品解説も設けます。
 未来へと受け継いでいくことを祈らずにはいられません。
(隆)

出展者(敬称略)
初代・辻 北陽斎、第二代・辻 北陽斎、
辻 照二、辻 賢三、中屋 健二、辻 孝史

関連行事
11月3日() 辻 孝史氏による初日ご挨拶ならびに作品解説
11月19日() 作品解説
両日とも13:30~

写真
上|籃胎存清文具箱(辻 孝史)
下|乾漆彩色蒔絵盛器(辻 照二)

 --------------------
 平成28年11月3日()~11月29日(火) 9:00~17:00
 18日(金)に一部、展示作品を入れ替えいたします。
 休館日|水曜日、木曜日
 会場と位置は地図の通りです。
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。



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Posted by Jirou.H/マーマ  at 02:00 │Comments(0)工芸

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